挫折を力に変えて:息子の受験ストーリー

医学部受験

失敗から学び、再び挑戦する息子の成長記録


皆さん、こんにちは。いつも私のブログに訪問してくださり、ありがとうございます。

これまで息子の成長過程について、大きな挫折がなく順調に進んできたことを書いてきましたが、今回は彼が経験した最大の挫折についてお話ししたいと思います。

そう、大学受験に失敗したことです。この経験を通じて得た教訓について、ぜひお伝えしたいと思います。

受験の壁に直面する

息子は中高一貫校で実力をつけ、模試でも良い判定を受けていましたが、医学部受験で不合格となりました。

この失敗は彼にとって大きな挫折であり、本人も大変落ち込みました。振り返ると、試験に対する緊張とプレッシャーが原因で、普段通りの実力を発揮できなかったことが大きかったと感じています。

この経験を通じて、試験でのメンタル管理の重要性を痛感しました。

失意の中での葛藤

しばらくの間、息子は予想外の結果に大きく落ち込み、苦しんでいました。

何もやる気が起きず、日々を無気力に過ごしているようでした。小学校から塾に通い、中高一貫校で継続的に努力してきたにもかかわらず、医学部受験に失敗したことは大きなショックでした。周囲の同級生が目標の大学に進学する中、息子だけが一人苦しんでいるようでした。

親として、落ち込む息子に対して何ができるのかは難しい問題でしたが、私が心がけたのは、まず息子の気持ちに寄り添うことでした

彼の感情に理解を示し、親としてのサポートを感じさせることで、息子に安心感を与えるよう努めました。そして、健康を気遣いながら、大学受験の失敗は大きな出来事ではあるものの、人生の中での一つの試練に過ぎないことを伝えました。

これからの長い人生には多くの可能性があることを強調し、「一緒に頑張ろう」と話して、前向きな気持ちを持たせるようにしました。

新たな挑戦の幕開け

息子はこの言葉を心に留め、地元にある大手予備校に通うことを決めました。


予備校の壁には、元メジャーリーガーのイチローさんの名言が書かれていました。「壁というのは、できる人にしかやってこない。超えられる可能性がある人にしかやってこない。だから、壁がある時はチャンスだと思っている。」この言葉を見たとき、息子も私もその意味をしっかりと胸に刻みました。


予備校での勉強を通じて、彼は精神面の強さを養い、同じ境遇の仲間と共にモチベーションを高めることができました。予備校でも高い評価を得ることができたので、授業料が免除されることになり、私たちにとっても大きな助けとなりました。予備校では、毎日の授業に加え、定期的に行われる模試や勉強会があり、息子は仲間と共に切磋琢磨する日々を送っていました。

息子は予備校に通う1年間、とにかく必死に取り組んでいるように見えました。モチベーションを保つのは簡単ではなかったと思いますが、彼の目標はぶれることがありませんでした。

それは、医学部に絶対合格するという強い決意の表れだったのでしょう。この強い気持ちと精神力は、小さい頃から塾に通い、中高一貫校で積み上げてきた努力を無駄にしたくないという思いに支えられていたのだと思います。

また、当初の模試で良い判定を受けていたにもかかわらず、不合格となった悔しさが、彼の心に深く刻まれていました。息子はその失敗を二度と繰り返さないと心に誓い、自分自身に言い聞かせながら努力を続けていたようです。

予備校までの道のりは毎日自転車で通学し、その途中で大学に通っている同級生に声をかけられることもありました。彼らの楽しそうな姿を見ることで、「自分も頑張らなければ」という気持ちがさらに強まったようです。

2度目の挑戦がもたらした快挙

そして、2度目の受験では、繰り返しの勉強によって実力をさらに高め、精神面も強化されました。

同じ医学部を目指す仲間たちとの勉強を通じて、彼は精神的にもかなり成長したと思います。仲間との励まし合いや、共に乗り越えた苦労が、彼の自信を育んだのだと感じています。

その結果、2度目の受験では自治医科大学と地元の国立大学医学部の両方に合格するという快挙を達成しました。いろいろ考えた末、地元の国立大学医学部に進学することを決めました。

まとめ

息子の受験の成功は、最初の失敗から得た教訓を活かし、メンタルを強化したことにあります。

予備校では、同じ目標を持つ仲間と共に学ぶことでモチベーションを維持し、毎日自習室を活用して効率的に勉強することができました。

また、「次こそは絶対に合格する」という強い意志が、2度目の挑戦での合格を導いた要因です。

息子が医学部受験に失敗したとき、私たちは早期教育投資の意義を再考しました。小学校から塾に通わせ、中高一貫校での教育を受けさせたことは、彼の基礎力を築くために不可欠でした。

失敗は一時的なものであり、教育投資が無駄になるわけではありません。むしろ、彼が再挑戦する際の強い基盤となり、最終的な成功を導く力となりました。この経験を通じて、彼は大きく成長し、今後の人生においてもこの経験が必ず役立つことでしょう。

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