幼少期からの取り組みが未来を変える
15年間のピアノ
我が家には二人の息子がいます。彼らは年少の頃からピアノ教室に通い始めました。
習わせた動機は単純なもので、女の子だったらバレエ、男の子だったらピアノという風に決めていました。週に一度、二人をピアノ教室に連れて行くことが私の日常となり、大学受験前まで続けました。
ピアノのレッスンに気が進まない日もありましたが、長く頑張った甲斐もあり、二人は難しい曲も初見で楽譜を見ながら弾けるほどに上達しました。
先生に褒められることが嬉しかったようで、そのおかげで続けることができました。現在、彼らは独立後もそれぞれピアノを購入し、バンドサークルに所属したり、趣味としてピアノを楽しんでいます。
挫折したスイミング
小学1年生からスイミングスクールにも通わせました。
学力だけでなく、身体も鍛えたいという思いから始めたのですが、長男はスクールの雰囲気に馴染めず、次第に消極的な態度を示すようになりました。無理強いは良くないと思い、長男の意思を尊重し、スイミングは途中で中止することにしました。
スイミングスクールを辞めた後も、長男は水泳の基本的なスキルを身につけていました。
休暇中のプールや海水浴で楽しく泳ぐ姿を見て、水泳能力の発達に特に問題がないことが分かり安心しました。
ピアノとスイミングという二つの習い事を通じて、子どもたちの成長を見守ることができました。
ピアノは長く続け、今でも彼らの趣味として生き続けています。一方で、スイミングは途中で挫折しましたが、それも一つの学びとなり、無理強いしないことの大切さを実感しました。
どちらの経験も、子どもたちの成長にとって貴重なものでした。
15年間にわたるピアノ継続の秘訣
幼少期から続けた習い事:15年間のピアノ体験
子どもが年少の頃から大学受験前まで、15年間ピアノを続けられたのは、親としての工夫と子ども自身の成長があったからです。
道筋を示す親の役割
幼い子どもはまだ世の中のことをよく知りません。そのため、私たち親が適切な道筋を示すことが大切だと考えました。幼少期の柔軟な時期に、ピアノを日常生活の自然な一部として取り入れることを心がけました。
小さな報酬の活用
最初の頃は、レッスン後のお菓子など、小さな報酬を用意することもありました。物で釣るようで少し心配でしたが、これは習慣づけの入り口に過ぎないと考えていました。
自発的な練習へ
徐々に、子ども自身がピアノを楽しむようになり、上達する喜びを感じ始めました。そして、いつしか自分から進んで練習するようになったのです。このプロセスは、子どもの成長に合わせて柔軟に対応したものでした。
成長のプロセス
外的な動機付けから、内発的な動機へと緩やかに移行していきました。結果として、15年という長い期間ピアノを続けることができ、子どもの人格形成にも良い影響を与えたと感じています。
貴重な経験
この経験から、子育てには忍耐と一貫性が大切だと学びました。ピアノを通じた15年間の成長の軌跡は、子どもの発達とともに、私たち家族にとっても貴重な経験となりました。
ピアノを習うことのメリット
- 集中力の向上: ピアノ演奏は両手と足を同時に使うため、マルチタスクをこなす能力が養われ、高い集中力が身につきます。
- 暗記力の強化: 楽譜を覚え、異なる動きを暗記することで、暗記力が向上します。特に難しい曲に取り組むほどこの能力は高まります。
- 音感とリズム感の発達: ピアノを通じて音感やリズム感が養われ、他の楽器やダンス、スポーツにも役立つスキルが身につきます。
- 忍耐力と努力する習慣の育成: 難しい曲を練習することで忍耐力が鍛えられ、継続的な努力が重要であることを学びます。
- 自己表現力の向上: 音楽を通じて感情を表現する力が育まれ、コミュニケーション能力にも良い影響を与えます。
- 協調性の向上: 他の生徒との合奏や発表会を通じて、協調性やチームワークが育まれます。
これらのスキルは、音楽だけでなく、学業や将来のキャリアにも大いに役立つものです。
年少から大学受験前まで約15年間、ピアノを継続させた経験を振り返ると、その価値と意義を強く実感しています。長期にわたる音楽教育が子どもたちの成長に与えた好影響は、私たちの期待をはるかに超えるものでした。
我が家の場合はピアノが成功しましたが、現在では時代の流れで多種多様な習い事があります。
昔に比べると選択肢も広がり子供たちの個性を伸ばせる習い事もたくさんあります。
多様な選択肢の中から、子ども自身の興味や適正に合った習い事を選ぶことが重要です。
一時的な流行に惑わされず、子どもの将来に有益な習い事を選びましょう。
子どもの興味や適正は変化がつきものです。必要に応じて柔軟に対応しましょう!!
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